Home  第三章 VBの基本文法

5. 変数の宣言1(暗黙の宣言)


サンプルファイル 3_005_007.xls (5.6.7共通)

  1. Range("E1").Value= MsgBox(Prompt:="ボタンを押してください", _
                      Buttons:=vbYesNoCancel, _
                      Title:="変数")

    上記は、MsgBoxで説明したのでわかると思います。
    (注 VBEでは本来一行で書くコードを 半角スペースとアンダーバーにより改行して表示できます。)

  2. これを、下記のように書き換えてみました。
    myButtonNo = MsgBox(Prompt:="ボタンを押してください", _
                   Buttons:=vbYesNoCancel, _
                   Title:="変数")

    Range("E1").Value = myButtonNo

  3. myButtonNoは、私が勝手に付けた名前(変数)です。
    好きなときに好きな名前(変数)を使用することを暗黙の宣言と言います。

  4. Excelが自動的にプログラムにない言葉は、変数として扱ってくれるのです。

    Excelのひとりごと
    「myBottonNoとはなんだ? 俺のVBA辞書にはないな〜」
    「とりあえずメモっとこう」
    「MsgBox を引数にしたがって表示させてと」
    「ボタンが押されるのを待つ…」
    「お! ボタンがおされたな 「はい」のボタンか」
    「戻り値は6 だったな」
    「む? myButtonNo =6 になるな」
    「次はと…」
    「セルE1の値は myButtonNoにするのか」
    「おや 確かmyButtonNo =6 だったよな!」
    「ということは セルE1の値は6か」
    「それやったら、はじめからmyBottonNoは変数だと宣言しといてんか!」
    「効率わるいじゃ〜ん!」


    変数の暗黙の宣言は、便利なようですが、数が増えると、修正のとき覚えきれないですよね。
    Excelも、とりあえず覚えておかないといけないので、
    バリアント型 (Variant)というメモリーの使用効率の一番悪いデータ型で覚えておく必要があるようです。

    名前規則データ型について参照のこと


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